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文旦 ( ぶんたん ) [植物]

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よく果物を買いに行くスーパーで、ブンタン(文旦)を見つけたので買ってきました。ブンタンは他の柑橘類の果物に比べて甘みは少ないけれども、不思議とサッパリ感があって、無性に食べたくなったタイミングと、見つけたタイミングがぴったりでした。土佐文旦(Tosa Buntan)と書かれていることから高知県で作られたものだと思います。

ブンタンは大きいことで有名な柑橘類です。大きいものでは直径は25cmで重さは2kgになりますが、今回の文旦は重さが510g(直径11cm)とブンタンとしては小さいものでした。調べてみると、この大きさが、土佐文旦のサイズ(10~13cm)のようです。ブンタンの標準和名はザボンですが、市販名はブンタンの方が多い気がします。原産地は東南アジア・中国南部・台湾などで、日本には江戸時代初期に渡来し、使われていた漢字をそのままに日本語読み(ブンタン)にしたそうです。高知の収穫量は日本の約90%だそうです。土佐文旦のほか、水晶文旦、阿久根文旦、麻豆文旦などのブランドがあるそうです。熊本の大きな柑橘類である晩白柚(バンペイユ)が近い種だそうです。
クリックすると拡大 界 : 植物界    Plantae
 門 : 被子植物門  Magnoliophyta
 綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
 目 : ムクロジ目  Sapindales
 科 : ミカン科   Rutaceae
 属 : ミカン属   Citrus
 種 : ザボン    Citrus maxima


クリックすると拡大ブンタンのもう一つの特徴は、皮が厚いことです。小さな文旦なので皮をむくと中身はとんでもなく小さくなるのではないかと思っていましたが意外と中の実は大きくて330gもありました。ブンタンとしては皮が薄いのです。皆さんのコメントにあるように文旦と言えば文旦飴(ボンタンアメ)が有名です。
ブンタンは鹿児島などではボンタンとも呼ばれています。ボンタン飴には鹿児島・阿久根産の阿久根文旦(アクネボンタン)の果汁が入っているそうです。日本における2010年の文旦と晩白柚の収穫量は次の通りです。
 文旦  9719トン
 晩白柚 971トン


さっそく薄皮を剝いてみました。これが半個分の果実です。みずみずしさが分かってもらえると思います。12月ごろに収穫した文旦は、野囲いといって樹の下に穴を掘り、ポリを敷いてその中に貯蔵して熟成させるそうです。熟成させることで酸味と甘味がブレンドされてバランスの良い味わいに仕上がるそうです。そして2月初めごろから3月中旬まで出荷されるそうです。今回はそれよりも少し早かったようです。確かに海外で何度も食べた文旦と比べて甘みも酸味も強くて美味しい文旦でした。甘みや酸味が強いと、文旦ではないように思われるかもしれませんが文旦独特の美味しさがあり、土佐文旦とブランド名がつけられているのに納得いたしました。今回の文旦を食べて日本の農家の方の努力を感じさせてもらいました。
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みずみずしさを関してもらうために拡大いたしました。種はすべて取り除きましたがすごい数が入っていました。内側の凹んだ部分に種がぎっしりと入っていました。ブンタンは自然交雑により色々な品種を生み出していて、グレープフルーツ、夏ミカン、ハッサクなどはブンタンの血を引いているそうです。
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こちらが夏ミカンの果肉です。確かに文旦の果肉に似ていましたが、見た目と違い味は別物で、すっぱかったです。初夏まで待つと少し甘くなるのが夏ミカンのようです。夏ミカンは江戸時代中期に黒潮に乗って南方から、山口県長門市仙崎大日比に漂着した実の種を地元に住む西本於長が播いて育てたのが起源とされています。この原木の根の部分は現存していて、上部には接ぎ木されて生きていて、史跡及び天然記念物に指定されているそうです。
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この夏ミカンは2016年1月27日に近くの野菜直売所で、4個150円で売られていたものです。文旦は1月25日に買いました。皮の割合を比較してみました
  普通の文旦 50%
  土佐文旦  35% =(180g÷510g)
  夏ミカン  30% =(93g÷308g)
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