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松方コレクション展に行ってきました。 [神戸]

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関西に2016年9月21日から9月27日まで行っていましたが、上の写真の松方コレクション展の無料観覧券をいただいたので、祝日(秋分の日)である9月22日に神戸で行われている松方コレクション展に行ってみました。
松方コレクションは、第4代・第6代内閣総理大臣の松方正義を父に持つ、実業家の松方幸次郎(まつかた こうじろう)が1916年ごろから1927年までの約10年間に収集した約1万点の美術コレクション(美術作品)のことです。その規模からロシアのシチューキン、アメリカのバーンズとならぶ世界3大コレクションの1つだったと言われているそうです。松方幸次郎は、現在の川崎重工業の前進である川崎造船所(創設者:川崎正蔵)の初代社長をを務めるなど多くの会社の社長をしていました。
 洋画など   約2650点
 日本の浮世絵 約8200点 現在は国立西洋美術館に保管
洋画などの約2650点の内訳は海外保管が約1350点で、日本へ持ち込んだのが約1300点です。フランス保管は420点との説もあります。約400点のフランス保管の作品は第二次世界大戦の敵国資産として、フランス政府に接収されましたが、戦後に交渉の結果、文化遺産の価値が高い19点(or 18点)を除いて日本に寄贈返還されました。世界恐慌の波にもまれ、日本にあった約1300点の西洋美術コレクションは散逸し、コレクションの全容については現在も研究が進められているそうです。結果的にフランスに敵国資産となった作品群が散逸から免れ、国立西洋美術館に保管されているのです。
ロンドンで保管されていた作品点数については、約300点と考えられていましたが、2016年9月に発表された研究成果で953点と判明しました。
 日本持ち込み 約1300点 世界恐慌により散逸(さんいつ)
 フランス保管 約 400点 19点を除き370点が日本に返還される
 イギリス保管 約 953点 1939年にロンドンでの火災で焼失

松方コレクション展が開かれていたのは下の写真の神戸市立博物館です。この建物は1935年に建てられた新古典主義様式の建物で、国の登録有形文化財でもあります。この建物は神戸市が所有する前は某会社の神戸支店として使われていて、偶然ですが、私が生まれた時に、私の親父が、この建物の中で働いていたと、見学当日にお袋から聞かされて驚きました。
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実家は宝塚の逆瀬川なので、その逆瀬川駅から阪急電車に乗って三宮駅で降りて徒歩で向かいました。


道路を渡って神戸市立博物館を撮りました。入口があります。
松方コレクション展は27年前の1989年にも、神戸市制100周年記念展として神戸市立博物館で開催されたことがあります。その時は約19万人の来館者があったそうです。
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屋根が突き出た部分が入口です。
松方幸次郎は作品購入のため1921年に印象派の巨匠・モネの自宅アトリエも訪問していて 「あなたの素晴らしい絵を、日本の貧しい画学生に見せたい」と社会的使命を口にする松方幸次郎に対してモネは手元に残していた作品を手放したと言ったそうです。
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1階のロビーにロートレックが描いた目玉となっているオルセー美術館所蔵の「庭に座る女」のパネルが置かれており、その前で皆さんが記念写真を撮られていました。松方コレクションは2階と3階で行われていました。
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チラシにもロートレックの「庭に座る女」が使われていました。フランスから返還されなかった作品は下記ですが、今回、この中から5点が展示されていました。下記は19点ですが、返還されなかった作品は18点と書かれた記述が多いです。つまり18点or19点です。
 オルセー美術館所蔵
  ボンヴァン  チーズのある静物
  ボンヴァン  鴨のある静物
  ボンヴァン  野兎のある静物
  クールベ   フラジェの農夫たち
  マネ     ビール・ジョッキを持つ女
  ゴーギャン  シュフネッケルの家族
  ゴーギャン  扇のある静物
  ゴーギャン  ブルターニュの風景
  ゴーギャン  ヴァイルマティ
  ゴッホ    アルルの寝室
  ロートレック ジュスティーヌ・デュールの肖像
 ルーヴル美術館所蔵
  セザンヌ   ジョルジョーネの《田舎の合奏》より(水彩)
  セザンヌ   サント・ヴィクトワール山(水彩)
  セザンヌ   調理台の上の瓶とポット(水彩)
  モロー    ジョット(水彩)
 ポンピドゥ・センター国立近代美術館所蔵
  マルケ    サン・ミシェル橋
  スーティン  吊るされた鶏
  スーティン  ページ・ボーイ
  ピカソ    読書する婦人
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展示されている140点の内、浮世絵だけは何度か入れ替わります。
今回の140点の作品の作家は次の通りです。人数は80名です。140点の作品で80名ですから、約2000点の作品は、どれだけの作家だったのか知りたくなります。
喜多川歌麿 葛飾北斎 石橋和訓 ポール・ゴーギャン カミーユ・ピサロ ポール・セザンヌ クロード・モネ アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック パブロ・ピカソ エドヴァルド・ムンク オーギュスト・ロダン フランク・ブラングィン G.モリナーリ フランク・ブランクィン アレッサンドロ・ベドリ? アントニオ・ベルッチ ヤン・ファン・ホイエン サロモン・デ・ブラーイ ゴッドフリー・ネラー リチャード・ウイルスン トマス・ゲインズバラ ジュージ・ロムニー カミーユ・コロー コンスタン・トロワイヨン ジュール・デュプレ シャルル・フランソワー・ドービニー ギュスターヴ・クールベ ギュスターヴ・モロー ジャン・ジャック・エンネル アンリ・ファンタン・ラトゥール レオン・レールミット マリー・カザン ジュールメバスチアンメルパージュ ジャン・フランソワ・ラファエリ ルイ・ジョセフ・ラファエル・コラン エドモン・フランソワ・アマン・ジャン エルネスト・ローラン アンリ・ジャン・ギヨーム・マルタン リュシアン・シモン モーリス・シャバ シヤルル・コッテ ポール・シニャック アンリ・ルバスク モーリス・ドニ ピエール・アルベール・マルケ アンリ・オットマン エミール・アントワーヌ・ブルーデン デイヴィッド・コックス ウイリアム・キラー・オーチャードスン ジョージ・フレデリック・ワッツ エドワード・コーリー・バーン・ジョーンズ フランク・スキップワース ウォルター・リチャード・シッカート ジョン・アルフレッドアーンズビー・ブラウン ブラングィン ダッドリー・ハーデディー チャールズ・シムズ アルフレッド・ジェイムズ・マニングズ グリン・ウォレン・フィルポット コンスタンタン・ギース ヨセフ・イスラエルス フランス・ピーテル・テル・ムーレン ジョヴァンニ・セガンティーニ テオフィル・アレクサンドル・スタンラン ウジェーヌ・ユゼフ・フェルボックホーフェン アルフレッド・ステヴァンス フゴー・ヴイルヘルム・カウフマン マックス・ペヒシュタイン シャイムズ・クイン カミーユ・コロー ジュール・デュプレ シェルル・ジャック シャルル・フランソワ・ドービニー アドルフ・モンティセリ ジャン・ジャック・エンネル カロリュス・デュラン ジュール・バスチアン・ルパージュ ウジェーヌ・カリエール ジャン・ランソワ・ラファエリ シャルル・コッテ

今回の展示会のために日本国内をはじめ、オルセー美術館、ルーヴル美術館、ポンピドゥ・センター国立近代美術館などのフランスの美術館からも絵画などの美術品が140点ほど集められました。
残念ながら松方コレクション展は写真撮影が出来なかったのでホームページの写真を転用されていました。こちらが最大の目玉と思われる作品です。文化遺産的価値が高いことから日本に返還されなかった19点の中の一つです。
 題名 庭に座る女 ジュスティーヌ・デュールの肖像
 製作 1891年
 作家 トゥールーズ ロートレック
 所蔵 オルセー美術館
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この2枚もフランスに残された19枚の絵画です。「吊るされた鶏」は最後に購入したコレクションでもあります。
 題名 読書する婦人       吊るされた鶏
 製作 1920年          1925年
 作家 パブロ ピカソ      シャイム スーティン
 所蔵 パリ国立近代美術館    ポンピドゥーセンター
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モローの「ジオット」もフランスに残された19枚の中の1枚です。
 題名 ヴェトゥイユ         ジオット
 製作 1902年            1882年頃
 作家 クロード モネ        ギュスターヴ モロー
 所蔵 国立西洋美術館        ルーブル美術館
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 題名 収穫
 製作 1882年
 作家 カミーユ ピサロ
 所蔵 国立西洋美術館
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 題名 イゼール川の谷の水門
 製作 1855年
 作家 シャルル ドービニー
 所蔵 ルーアン美術館
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 題名 永遠の青春         老人
 製作 1881~84年        
 作家 オーギュスト ロダン    ジャン フランソワ ラファエリ
 所蔵 国立西洋美術館       ㈱サカタのタネ
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 題名 共楽美術館構想図     ささやき
 製作         
 作家 フランク ブラングィン  ウィリアム キラーオーチャードスン
 所蔵 国立西洋美術館      ジールハウス
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 題名 松方幸次郎肖像      水飼い場
 製作 1916年          1886年
 作家 フランク ブラングィン  ポール ゴーギャン
 所蔵 松方家          島根県立美術館
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ほとんどの浮世絵が海外に流失してし待った中で、1918年にフランスの宝石商アンリ・ヴェヴェールが持っていた浮世絵約8200点を一括購入したことは、その後の浮世絵の研究においても価値があることでした。
 題名 おしゃべり女        青楼三美人
 製作               1793年
 作家 フランク スキップワース  喜多川歌麿
 所蔵 加西市           東京国立博物館
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浮世絵のもう一人の巨匠である葛飾北斎の浮世絵です。浮世絵は5期に渡って入れ替わるので、こちらの作品は10月10日までしか見ることが出来ません。入れ替わりますが、葛飾北斎の作品も、喜多川歌麿の作品も、常にそれぞれ数枚が展示されています。
 題名 千絵の海 蚊鉢流 
 製作 1832年頃
 作家 葛飾北斎
 所蔵 東京国立博物館
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今回の140点の作品は下記の41ケ所の所蔵場所と、20点の個人所蔵が集められました。フランスから返還された作品は国立西洋美術館に保管され、8200点の浮世絵は東京国立博物に保管されています。写真をクリックすると今回の展示作品リストが大きく表示されます。
オルセー美術館 ルーブル美術館 ポンピドゥーセンター ランス美術館 リヨン美術館 ルイ・サンレック美術館 ドゥノン美術館 ルーアン美術館 グロベ・ラバディエ美術館 ジャン・ジャック・エンネル美術館 リール美術館 ヴェルノン美術館 クレルモン・フェラン美術館 ストラスブール近現代美術館 マルモッタン美術館 カンベール美術館 国立西洋美術館 東京国立博物館 ブリジストン美術館 鹿児島市立美術館 横浜美術館 島根県立美術館 姫路市立美術館 栃木県立美術館 郡山市立美術館 大原美術館 西宮市大谷記念美術館 山梨県立美術館 パリ装飾美術館 BBプラザ美術館 航空宇宙博物館 兵庫県公館 加西市 ジールハウス 川崎重工業 日本生命 共立女子大学 アサヒビール サカタのタネ 帝人 松方家
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会場内の雰囲気を紹介したいのでネットから展示室の写真を転用させていただきました。
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音声ガイトを借りて28点が登録されていました。番号が付けられた作品があると番号をキーインすると絵画の説明を聞くことが出来ました。
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常設展示は写真撮影が許されていたので紹介したいと思います。銅剣や銅鐸が多数展示されていました。
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瓦などの発掘品もありました。
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古代の陶器も沢山展示されていました。
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こちらは遠眼鏡です。
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貴重な資料も沢山ありました。
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神戸と言えば異人館でが、その異人館の一部も館内に展示されていました。こちらは玄関の部分だと思われます。
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こちらは異人館の居間だと思われます。
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博物館だけあって沢山の展示品がありました。
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こちらが出口です。入口が建物の東側にあるのに対して、出口は建物の西側にありました。松方コレクション展へ行ったのが9月22日だったので始まって5日目だったことになります。
 名称   松方コレクション展 松方幸次郎 夢の軌跡
 展示数  140点(美術作品) 19点(関連資料)
 期間   2016年9月17日~11月27日
 開館時間 9時30分~17時30分(土曜日は19時まで)
 主催   神戸市立博物館 神戸新聞社 日本経済新聞社 NHK神戸
 特別協賛 川崎重工業
 協賛   野崎印刷紙業 ヤマトロジステック エールフランス KLM
 後援   サンテレビジョン ラジオ関西
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食とアートのコラボのイベントも行われていました。松方コレクション展の半券提示で10%引きになるのが下記のレストランやCafやスイーツのお店です。
 YURT 神戸店              
 黒十                  
 PATISSERIE TOOTH TOOTH       
 洋食屋 神戸デュシャン          
 TOOTH TOOTH maison 15th       
 cafe Fish!                
 TOOTH TOOTH GARDEN RESTAURANT 
 ROUGH RARE             
 Bar & Bistro 64              
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松方コレクション展が行われている神戸市立博物館の場所を地図で紹介します。青色のラインは阪急の三宮駅西口から神戸市立博物館までのルートです。
  阪急・三宮駅
  神戸市立博物館入口  三宮駅から699m 
  神戸市立博物館 兵庫県神戸市中央区京町24

タグ:絵画
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コメント 8

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

芸術の秋ですね。。
たまには、絵の鑑賞もいいですね。
どちらかと言うと、浮世絵が好きです。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-10-02 14:35) 

SORI

なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん こんにちは
まさに、芸術の秋にふさわしい期間が設定されています。浮世絵は6枚ほど展示されていました。19枚を入れ替わりで見せるようです。
by SORI (2016-10-02 15:11) 

夏炉冬扇

心の栄養たっぷりですね。
by 夏炉冬扇 (2016-10-02 18:16) 

SORI

夏炉冬扇さん こんばんは
絵を見るのは、5月にフランスに行って以来でした。オルセー美術館に展示されている松方コレクションの絵画にはちゃんと「松方コレクション」との表示があったそうです。
by SORI (2016-10-02 18:49) 

kazu-kun2626

おはようございます
芸術の秋を堪能されましたね~
by kazu-kun2626 (2016-10-03 06:53) 

Rinko

お父様に縁のある場所での展覧会、感慨深いものがありますね。
by Rinko (2016-10-03 08:25) 

SORI

kazu-kun2626さん おはようございます。
家内が10回に対して私は1回くらいしか行かないけれども、行ってみるといいものですね。
by SORI (2016-10-03 09:08) 

SORI

Rinkoさん おはようございます。
私も見学の当日に知りました。実家を出る時に行先を言うと、教えてもらいました。私が生まれた時は伊丹市の社宅で、その後に西宮市の夙川の社宅に移りました。
by SORI (2016-10-03 09:11) 

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